『SCP-JP』なら初心者でも読める!【記事5選&用語解説】

 都市伝説。オーパーツUMA。こういったものに心惹かれる人間は多い。ロマンや悪ふざけが高じて創作された海外掲示板発の不気味な記事群。それがSCP。

報告書形式文章内に散見する「財団」「記憶処理」「セキュリティクリアランス」の文字。いいじゃないか、ワクワクする単語ばかりで厨二心をくすぐられる。

 

今回は厨二的な魅力を持つSCP、中でも比較的マイナーなものを紹介したいと考える。なお、比較的読みやすい(と思っている)JP記事に限定する。

SCPに焦点を当てた記事は非常に多く、この記事を読んでいる人はきっとある程度予備知識があると思うので用語解説は割愛する。

……とはいかないと思うので、今回紹介するSCPに登場する用語だけは一応簡単に解説。URL先の記事と合わせて読むとわかりやすいかも。

すっ飛ばして読みたいなら目次をクリック

 

項目多すぎるだろ…

 

SCP財団

特殊な物質、危険な生物などから人類を守るために、確保、収容、保護を掲げる財団。莫大な資金を利用し、強固なセキュリティをもってして、それら[SCPオブジェクト]を管理している。財団職員は管理するモノ、収容方法、行った実験を報告書として提出し、データベースに共有される。

アメリカに本部を置いているが、世界各地に支部が存在し、日本にも支部が存在するという設定

アイテム番号

SCPの振り分け番号。記事内で紹介される物品や現象、その総称を指す。日本産の記事には番号の後ろに「JP」中国産の記事には「CN」などが付く。

その上ナンバーの後ろにSCP-〇〇-A”とかSCP-〇〇-JP-1”など、より細かく振り分けられる文字が付くと、影響を受けた人間、発生する現象、その増幅器など様々なものが一気に登場し面倒になるのでゆっくり読み進めよう。

解説以降は「〇〇-1に暴露された人間は…」とかでしか書かれないため理解必須。

オブジェクトクラス

SCPを管理する難易度を指す。上から順に難易度が低いが、難易度≒危険度では無いので注意。とはいえ目安なので例外はある。書き手の裁量。

Safe(セーフ)動かず、喋らず、考えず。こちらから触れない限り作用しない。とはいえ扱いには厳重注意するものを呼ぶ。よく核爆弾が例えに上がる。

Euclid(ユークリッド動く、喋る、考える。ここから積極的に人間に危害を加えてくるものがほとんど。ものによっては神出鬼没。でも特定条件下のみだったり、発生しても急ぐ&対策すれば間に合う。 そしてSCPの中で最も数が多いクラス。

Keter(ケテル・キーター)保管できない、脱走する。放置すれば人類滅亡。対策すれば1000人死亡。とりあえずこの文字が出たらヤバイと思えばOK。

今回紹介する中にはこのクラスは登場しない。上の3つ以外の特殊なクラスも存在するのだが、今回は割愛。

 特別収容プロトコル

どのようにSCPを管理するのかが書かれた項目。厳重だなーとかユルユルだなー、とかザックリ把握しておけばその理由が後述される。極端な話、面倒なら見なくてもよい。

最低基準はロッカーに投げ入れておけばOKというユルユルっぷり。

記憶処理

読んで字のごとく。記憶を消したり改ざん等を行う。要はMIBのニューラライザー。

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これ。

SCPに遭遇した一般人、悪い影響やショッキングな出来事に会った職員に施されることが多い。

セキュリティクリアランスレベル

財団の職員に振り分けられる権限レベル。高ければ高いほど機密情報に多く触れることが出来る。最大レベルは5。情報漏洩を防ぐためそのSCP専用のレベルも存在する。

そのSCPの真の特異性や隠されている情報を見るために必要だが、メタ的には気にせずじゃんじゃん開けていい。むしろ開けないと面白くない。

ちなみに情報を開けるとオブジェクトクラスが変わることがよくあるが、ミスではなくそちらが本当のクラスということ。

 Dクラス

死刑囚&自殺志願者の集まり。要は危険なSCPに接触する切り込み隊長。大抵ろくな目に合わない。大体”D-〇〇〇〇〇〇”と表記される。クリアランスレべルは最も低い。

あまりに危険な仕事内容のため、1ヵ月間財団の仕事に従事すれば釈放できるとされているが、生き残ったDクラスは記憶処理され再利用される。終わりがないのが終わり。

機動部隊

名前を覚える必要ナシ。とはいえ凝った名前は一見の価値アリ。

SCPが現れたり、SCPによって起こる現象が発生した時に鎮静のために動く人々。物々しい言葉だけど別に武力行使に走るわけではない。する場合もある。

黒塗り or [データ削除] [編集済み]

個人情報や特定の場所、機密情報を伏せるために使われる。

メタ的には特に意味ない。それっぽいことを考えるのが面倒な時使われる。何が書かれていたのかは想像してみよう!

サイト

SCPを研究する場所。無数に存在する上めちゃめちゃ広いらしい。正直気にしなくてよい。

 

 SCP紹介欄

以上を踏まえて本題。

 ここにも目次を置くので用語を見たい時に富飛んでほしい。

 

SCP-199-JP (もう一人の観客) Euclid

映画館に一人で居ると現れるクリーチャー系SCP。なぜか攻撃してくる。

シンプルな性質ながらも臨場感ある実験記録はガチホラー。

画像も不気味で怖い。決して白米ではない。

SCP-199-JP - SCP財団

 

SCP-1198-JP (生乾きのタオル)Safe

短いながらも非常に良くまとまったJPオブジェクト。見た目は若干黄ばんだただのタオル。

手早く認識災害を理解するのに最適なので読んで損はない。

オブジェクトの発見状況も踏まえるとなんとも言えない気持ちになる。

SCP-1198-JP - SCP財団

 

SCP-105-JPとは?私なりに調べてみました! Safe

検索結果上位に居座りそうなタイトル。

ムカつく文章&ムカつく顔文字。いかがでしたか?

要は文章を「いかがでしかたブログ」調に改編してしまう文字系SCP。ページ下部にあるボタンを押すと改変前の報告書が読める。

SCP-105-JP - SCP財団

 

SCP-085-JP(うまい棒撲殺事件)Safe

突如として人をかたどった落書きと折れたうまい棒が出現する現象系SCP。

どのように出現するのか原因がつかめずにいるのだが…

タイトルホイホイ&超有名記事。ネタバレされる前に早く読め。

SCP-085-JP - SCP財団

 

SCP-1598-JP (『ほら、いつものアレやれよ。』)Safe

直近の企画、「リサイクルコンテスト」優勝作品。

とある中学校で起きた、ある人物へのいじめを取り巻く現象系SCP。

毎日12時になると学校の屋上に当時のいじめに関わったメンバーらとそっくりな人型が現れ、最後の”自殺ごっこ”が再現されるというもの。

締め方は秀逸。ほら、いつものアレやれよ。

SCP-1598-JP - SCP財団

 

 

とりあえず5つ。読みやすいと思う順に並べてみた。ちょっとでも魅力が伝わるような解説、説明が出来ていればいいなぁ。コレを機にSCPに興味を持ってくれる人が増えたら良いなぁと思う。(もう十分いるけどね。)

あとSCPデビューを果たしたいと思っているとして「SCP-001」から順に見ようとすることは絶対にやめたほうがいい。気になったタイトルや人気記事から手をつけてみよう。