ケツのついでに『アストラルチェイン』のアクションを楽しむ。【感想】
アストラルチェイン。このタイトルが発表された当時、僕は今作を買うつもりは無かった。
8月より11月に発売されるポケモン新タイトルやデスストランディング に釘付けになっていたからだ。
しかしこのゲームには一つ大きく惹かれる点があった。「桂正和デザイン」。この要素が僕を大きく突き動かしたのである。ケツとヒーロー、
そしてカタログチケットで引き換えてみればプラチナゲームズが贈る非常に良質で繊細な戦闘、そしてケツ(重要)が楽しめてしまったのである。
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このゲームの大きな特徴は、なんといっても鎖に繋がれたレギオンとの連携にある。レギオンの操作はいたって簡単で、LR系のボタンとRスティックで全てが完結してしまう。
レギオンを敵に向けて放つことで自動で敵に攻撃を仕掛けてくれるし、主人公では行くことのできない場所へ引っ張ってもらうこともでき、頼れる存在である。
戦闘においても彼らの協力は不可欠だ。レギオンを出しているだけで攻撃力が上昇する上、開けることの出来ない扉を開ける、姿を消す敵を感知するなど、それぞれの固有の能力を持つレギオン達を活用することでいつでも自身の有利な状況に持ち込むことが出来る。
連携による特殊アクションのタイミングもわかりやすく、それぞれのレギオンで楽しい・強い要素が存在するため自然と入れ替えて戦うようになるのだ。
『アストラルチェイン』のタイトルの通り、戦闘において鎖が非常に大きなウェイトを占めている事は言うまでも無いだろう。ロープアクションよろしく敵を鎖で弾いたり、鎖で囲んで拘束するとか、今までありそうでなかった魅力あるアクションが可能となっているし、非常に画期的だ。
レギオンを使役する感覚や、スピード感とやや演出過多なエフェクトも爽快感を出すのにに一役買っていて見栄えが良い。
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とはいえ、画期的なアクションは一癖あるアクションと言い換えることもできる。
操作や装備が整うまではシンプルとはいえ勝手のわからないレギオンの操作に翻弄されることになる。さらに武器×レギオン×攻撃方法の膨大な戦闘術の把握やジャスト回避など、正直アクション初心者にはオススメできない要素は多い。(救済多めの難易度が用意されてはいる。)
僕も正直最初は戸惑ったし、ようやく操作に慣れたのもストーリー終盤になってからだった。
微妙なリザルトではあるが、今作は各チャプター毎でリプレイが可能であるため、高難易度版の【極限】はともかく、通常難易度の【拮抗】では、クリア後で十分な戦闘センスを持っているなら難なくS+を取りなおすことが可能である。
アストラルチェインの主人公は警察官。キメラというアストラル界から現れ、人々に危害を加える存在が引き起こす事件の捜査を行うパートも存在する。
賛否ある要素ではあるが、僕は結構好きである。 レギオンの特性のチュートリアル要素として機能しているし、人類滅亡の危機とはいえ、それなりに平和に暮らす市民たちの暮らしぶりを見るのはなんとなく楽しい。
捜査の傍らで子供のためにアイスを買ってあげたり、風船を取ってあげたり。 迷った市民を案内したり落とし物を探してあげたり。SFチックな世界で日々戦いに赴く戦士が平和を願う警察官としていられる貴重な時間でもあるのだ。
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今作では各チャプターのS+取得に加え、様々な収集要素やブルーケース(サブクエ)攻略、ストーリークリア後に受けることが出来るフリークエストも大量に用意されているため、豊富なやりこみ要素を楽しむ事ができる。
ストーリー自体は25時間程度でサクッと終わるため、あとは長い時間をやりこみに費やすことが出来るだろう。
そしてなによりケツである。桂といえばケツ、ケツといえば桂。ケツと桂には切っても切れない深い関係がある。(ケツは切れているが)
プラチナゲームズもケツへのこだわりは凄まじい。ベヨネッタもニーアオートマタもケツゲーだし、そこに桂が加わればケツフィーバータイムが発生することは言わずもがな。満足。
そしてケツ目的でこのゲームを購入したユーザーを待っていたのは、このゲームで一番話題を呼ぶことになる”ホットパンツにシワが寄る”という要素だった。
ホットパンツにリアルに寄るしわ プラチナゲームズの謎の尻技術 #ASTRALCHAIN #アストラルチェイン #NintendoSwitch pic.twitter.com/blB2MhFXdR
— たまねこ (@stama) August 31, 2019
素晴らしい。僕は長い間リアルタイムで服にシワが寄るゲームを待っていたのだ。僕の人生は完成してしまった。
変な話、ケツのためにこのゲームを買う価値はある。そのぐらいケツが素晴らしい。タイツも履かせておけ。
あと全然関係ないのだが、敵の名前が妙に仰々しいところも僕のツボに入っている。
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アストラルチェインは非常に良質なゲームだ。このタイトルのためにswitchを購入するのも悪くない。
あまりに不便なロックオンに加え、ストーリーが微妙であったり、モブが全員主人公と同じ顔であるなど大小の不満点を差し引いたとしても、カタログチケットの引き換え先に困っているなら本作を選ばない手はないだろう。
スマブラ参戦マジで待ってます。