『アカツキの詩』/スキマスイッチ

スキマスイッチでこの曲が一番好きだ。

この曲はアルバムとシングルでメロディが変わるが僕は断然シングル派だ。アウトロの雰囲気とか特に。

 

絵本みたいなアコーステックの優しい音色とメロディがキレイだ。フルートの音がすてき。

しっとりしたメロディに乗る歌詞も本当に良い。

散々迷ってさ 君が選んだサボテンだってそう

簡単にダメにしてしまったなぁ

愛情を注いでいれば 花も咲くと信じ込んでた

思えばそうだ僕は 鏡越しの自分を見てた

君が見てたのは紛れもなく僕だったのに 

アカツキの詩』/スキマスイッチ

 

聴くたびにハッとする歌詞だ。洗面台の鏡から見える自分がイケメンに見えるソレと同じことだろう。主観から見た自分は歪んでいてイケメンという事実は虚像でしかない。

内面でどんなことを思っていようと、それが外に現れなければ他人から映る自分は水もくれない非情な人間でしかないということなんだ。どうしてこんなに悲しくて残酷なことをサッパリ歌いあげることができるんだろう。

 

PVも良い。力持ちのロボットが少女の作った城をくずしてしまったりしてカワイイ。そして歌詞とすごく合っている。

傘では崩れてしまうがパラソルなら崩れない。やっぱり人によってふさわしい愛の形は違う。そういう話なんだ。