『ボーリング』/高橋優

「めんどくせぇ」なんて陳腐な言葉になんでこんなに心動かされるんだろう。

荒み切ったピアノの音色が好きだ。一定で鳴っているだけなのに心情を表現しきっている。

あぁ、めんどくせぇ!話を合わさなきゃならないのが

めんどくせぇ!つまんないのに面白いフリすんのが

うそくせぇ!君やいつものあいつらと ボーリングに行きたいのに

『ボーリング』/高橋優

 ボーリング。"退屈"なスポーツ。

「めんどくせぇ」の裏に隠れた思いや欲望、あの人の影がこの曲のすべてなんだろう。「こんなものがなければ今頃お前らとボーリングにでも行ってるのに」なんてどれほど稚拙で愚直で、切実な願いなんだろうか。


みんなのことが好きで好きでたまらないんだ。だから自分、あなたに移り変わってついに世界まで飛躍する。

やっぱりみんなガマンして生活してるじゃないですか。たまにはあそこのケーキが食べたいし。友達と飲みに出かけたいし。桜を見たかったし。

でも逃げられない。だからめんどさい。やらなきゃいけないからめんどくさい。

決して逃げているんじゃなくて、毎日戦っているからそうこぼれてしまう。「めんどくさい」ってそんな言葉だ。

 

僕も結局のところはブログより、音楽より、猫より、ゲームより……ってこと。