『夢の続き』/メレンゲ

 めちゃくちゃセンチメンタルな曲だ。ギターがなんとなく頼りない上に切ない。

クボケンの声も相変わらずフワッとしていて余計に頼りない、切ない。歌詞も相まってやさぐれてしまいそうだ。

 

聞いていると5時の鐘が鳴って、夕焼けの中帰ったあの時の感覚が込み上げてくる。

まだ遊びたいのに帰らなければいけなくて。家には宿題が待っていて。まだ暗くないのにコンビニの灯りが眩しくて…。恋愛の歌なのに。

 

 

夜とか夕暮れの街中、一人のときに聴くと効きますよ。今はできない…からそれまで予行演習しておいてください。

 

この楽曲が収録されたアルバム、『アポリア』には、夢の続きへの導入曲*1、「untitled」があるのだけれど、そちらから聞くと主人公の心情をより知ることが出来る。僕らはすぐには変われない。

 

「あなたは変わった人だから、

 一人でもうまくやれるでしょう。」

キミの言葉で傷つかなくなってた

そしたらかかった魔法

『夢の続き』/メレンゲ

 

 

新生活はじめたての君や、一人で旅行中の君がコレを聞くことはおすすめしない。

 

僕は一人で函館に旅行した時に聞いてとんでもない気持ちになったぞ。なんだか世の中がめんどくさくなって、でも向こうでは大切な人が僕の事を考えていてくれるという…よくわからないことになる。

 

函館の趣ってなんなんだろう。路面電車は走ってるし道は広いし町並みはレトロ風味で港もある。思ってたよりいいところだった…、また行きたい。

 

*1:聴いてると地続きに聞こえる曲。言い方あってる?