2020年の楽曲BEST10を決めていく。
あけましておめでとうございます。
2020年の大部分を家で過ごしたため音楽を聴いている時間がゲームと同じぐらい増えました。
いくつかライブに行く予定もあったのですが延期になったり中止になったり、場所が変わって断念したり。結局今年…というか自粛が本格的になってからライブ行ったのは1回だけだったのでやっぱり寂しいかったのですが、「なんだかんだで無くても生きれるな…」と気づいた1年でもありました。
というわけで今年聴いた曲で特によかったなという10曲を絞ってオススメします。(唐突)
めんどくさいから前書きはいいんだよ!!以前は買ったモノとか書いてたんですけど絶対こっちの方が需要あるわと気づきました。そもそも今年は真新しいモノ買えてないしな!!
- 今年リリースされたもの。
- いちアーティストにつき一曲。
- 特に順位は無い。
- 完全に僕の好み。
という事を念頭においてご覧ください。
- 『何なんw』/藤井風
- 『HORN』/Kroi
- 『In Your Eyes』/The Weekend
- 『Hole in The Sun』/Point Break Candy
- 『海猫』/中田裕二
- 『Lucky Sue』/Men I Trust
- 『紫陽花と雀』/大槻美奈
- 『感電』/米津玄師
- 『Drifting』/Cassia
- 『愛なんて』/SPENSR
- 『The Plan』/Travis Scott
『何なんw』/藤井風
2020一押しアーティスト。Youtube発の…そもそもyoutuberなのか?未だによくわかんないけど『青春病』とか『へでもねーよ』とか作る曲は相変わらず最高。
Vaundyとか秋山黄色とか同列に語られる人はたくさん居たけどなんだかんだ藤井風に落ち着きました。要注目。
やっぱりイケメンを見てると心が洗われるなぁ。というか細かい内容は↓に書いてあるのでそっち参照。
『HORN』/Kroi
去年から結構伸びているバンド。どうやらYoutubeの広告は偉大らしい。(広告見たかった)
「黒い」という読みの通りブラックミュージックを中心に多くの要素を含んだ楽曲を発表している彼らのことをただ「カッコいいミクスチャーバンド」だと思っていたんだけど、この『HORN』はその中でもめちゃくちゃ小気味よくてラップとかブラックでは留まらないぞという感じがビシビシと伝わってくる。要注目。
高音多めで風通しの良いボーカルと、それとは対照的にメロディはバキバキの音を出しているのでスルリと聴くことができてしまう。位置エネルギーのおかげでゼロカロリーなのであるみたいな感じ。全然違う。
あとすげーどうでも良いんだけどボーカルの髪型が僕の友達そっくり…というか同じだからMVを見るたびにそいつの事がよぎります。
『In Your Eyes』/The Weekend
『Bliding Lights』がめちゃくちゃハネた上に良い曲なんだけどコレは2019年の曲なので上げるのはこの『In Your Eyes』のほう。それにこっちの方が好み。
グラミー賞一歩手前で逃したウィーケンド抜きで2020年を語れないのは明白だよね。賞なんてどうでもいいんだよ!!クソ!!!
80年代まっしぐらを現代に召喚したのが『Bliding~』だと思うんだけどそのテイストにウィーケンドらしいちょっと不気味なテイストを味付けしたのがこの『In Your~』だと僕は感じる。つまりいいとこどり。というかこんな曲をチャートで見ることがあるか?(絶対ある)
僕自身チャートはあまり活用しない人間なんだけど、その中に煌々と輝くこの楽曲、ひいてはアルバムはやっぱり評価されるべきなんだろう。僕も好き!!
『Hole in The Sun』/Point Break Candy
『サイバーパンク2077』収録曲。どことなく下品で傍若無人な雰囲気を纏うこの曲はゲームの舞台であるナイトシティのストリートが持つ雰囲気をしっかり再現している。
黄色の唇に青のベロというアートワークもそれに拍車をかけまくっている。ていうか僕、スプリットタンってマジでダメなんだよ…なんか常軌を逸してるというか…
歌は最初から最後までテンション高め、かつ銃かファックかみたいなことを延々と言って終わる。殺戮を楽しんでいるんだよ貴様は!!(ちゃんと歌詞見てないけど)
あとゲームの感想書いてる最中なのでちょっと待っててください。
『海猫』/中田裕二
2020年内に二つもアルバムをリリースした化物、中田裕二の一曲。
マジでクッソかっこいい。音楽のトレンドがリバイバルされ始めてしばらく経つが、彼はいち早く…というか元からそこに居た。追い風という部分もある上にソロとして活動しだして9年の時を過ごしてここまで才能というのは枯れないものなのかと僕は立ち尽くすだけだ。
普遍的なバンドサウンドなんだけどアンニュイなツインギターはどこか遠くを眺めているようで切ない。『白日』みたいな曲作るのマジで得意だよね。でも彼は最近こういうチルっぽい曲しか作ってない。『ダブスタ』は起伏があったけど『ポータス』はテンション均一気味なアルバムなのもあって正直飽きが来たのでまたマレダロみたいな曲作ってくれ…
『Lucky Sue』/Men I Trust
カナダ発のドリームポップバンド。たまに来日してるらしい。ドリームポップということもあってめちゃくちゃ落ち着く上にふんわりとしたかわいさを持つ曲を作ることに関しては彼ら…ひいては彼女を信用してもいい。トラスト。
気怠げなボーカルが一定のリズムに乗って続くのになぜか退屈することなく、それどころかどこか心地よくていつの間にか曲が終わってしまっている。そういう時間を忘れさせてくれる曲だった。
明らかにMen I Trustっぽい曲なのにどこか他人行儀な雰囲気を醸しだしているのはなんでなんだ。空気の厚い層がそこにあって触れられないみたいな気持ちになる。
あと 「2倍速にするとマリオカートのBGMみたい」というコメントがあったのでその通りにしたらなかなかそれっぽくて面白いのでみんなもやってみよう。
『紫陽花と雀』/大槻美奈
美しいピアノを奏でながらどこか好戦的な曲を作る大槻美奈のコンセプトアルバム『BARD』収録。
例によってこの曲もめちゃくちゃカッコいいし芸が細かい。ピアノが良いって言ったけどそれと同じぐらいカッコいいのがシャキシャキ音を刻んでくれるドラム。詳しくは↓で。
『感電』/米津玄師
さすが米津みてぇな曲であり意欲作。音で遊んでることが多いのがハチからの特徴だと思うんだけどそれが今回ではめちゃくちゃ顕著に出ている気がする。しかもその遊びが今まで以上に心地よいしエクスクラメーションになってる。それにこんなにホーン系の楽器がなってるのって初めてだろうにここまで使いこなせちゃうもんなのか。やべぇよ。
タイアップしまくりの中でこれだけのクオリティを出せるのってやっぱり才能で溢れてんだなーと感じる。しかもそれがアルバムでも崩れてない。比べるわけじゃないけどKing Gnuの『CEREMONY』はシングル集みたいで既視感をどうしても感じちゃったしね。
あと笑顔とか舌を出す米津君が見れるMVは多分後にも先にもこれだけだぞ。多分。
『Drifting』/Cassia
インディーポップを発信しているイングランド出身のバンド。
僕はこういう牧歌的な曲が大好きなのだが、PVのロケーションも合わさってその雰囲気が何倍にも膨れ上がっている。めちゃくちゃ良いところだけどどこなんですか?そこ。
しかもメロディが日本っぽいキャッチーさを持っているように思える。インディポップ系なのだと言われたり他の曲を聴けば「ああ、洋楽だこれ」と納得できるんだけど最初に聴いたときは日本の曲だと思いました。だからという訳ではないんだけどすごく親近感を抱いてしまうし実際にそうなっている。
どこかで聴いたことがあるんだけどちょっと個性的なCassiaが送るこの曲は間違いなく名曲だ。
『愛なんて』/SPENSR
2020一押しアーティスト(重複)。
電子音を主軸に曲を作っているんだけどなぜだか生っぽいグルーブ感を感じるSPENSR。特にその気が強いのがこの『愛なんて』だ。しかも彼の唯一の日本語表記曲。
ていうか頭からつま先までゴリゴリな電子でネオソウル(合ってる?)が成立できてしまうんだなぁと聴くたび関心してしまう。いや僕が触れてこなかっただけか。
というか、この曲に留まらずだけど相変わらずベースが良いよ。ベーシストなのか疑うレベルで良い。そこにちょっと神経質っぽい声がとてつもなく合ってしまっている。必聴。
あと直近に行われたライブのアーカイブを1/3まで公開しているので今のうちに見よう。マジで見よう。
【2021.1.3まで】SPENSR Streaming Live “Wrapped 2020” - YouTube
『The Plan』/Travis Scott
映画『TENET』エンディング曲。開幕の低音がめちゃくちゃカッコよくて映画館で聴くと和太鼓を目の前で叩かれているかのような腹がズンズン鳴る感覚を倍にしたような体験ができた。
プランにはに劇伴の、劇伴にはプランの要素がいくつか顔を出しているため映画を見てから聴くとついついニヤリとしてしまう。(特に二回目以降)
特に曲最後に流れる『Meeting Neel』の一節は鳥肌モノ。トラヴィスのゆっくりとしたフロウもかっこいい。劇伴からこのプランにたどり着くまでの音楽が持つエッセンスの残し方は秀逸で、まさに映画のエンディングと言える楽曲。
「11曲あるじゃん!!」と投稿してから気づきました。この中で降ろすならMen I Trustです。でもせっかく書いたんで残しておきます。断腸の思いで曲を選び、書くために何度も聞きなおしたり、素人レベルの拙い分析をしたりと意外と時間とカロリーかかる作業をしてるのです。もったいない!それに好きな曲であることには間違いないからね!!
という訳で僕の2020年の曲ベスト10(大嘘)でした。みんなの2020年ベストも教えてね。